聴覚過敏の秘密兵器となるか?
どうも、僕です。
結論から言いますと、今回のイヤープラグとデジタル耳栓を比べると、デジタル耳栓の方が効果は高いと思います。
それを踏まえて、この2種の耳栓についてお話していきたいと思います。
私事なのですが、病気になってから聴覚過敏になってしまい、日常生活はおろか、職場の騒音すら厳しくなってしまいました。
このままでは無理だと感じ、耳栓やイヤーマフを試しましたが、イヤーマフ着けたら上長に呼び出されてダメ出しされました(笑)
安全上危険だから駄目だそうです(そりゃそうだ)
でもこのままだと仕事にならないので、対策の為の品物を探してみました。
キングジム デジタル耳栓 MM1000を使ってみた
Amazonで「耳栓 ノイズキャンセリング」と検索したら出てきたのがこの商品。
キングジムさんの「デジタル耳栓 MM1000」という機種になります。
キングジムと聞くと「事務用品の会社」というイメージだったので、この商品を知った時には驚きました。
電子だし、耳栓だし、印象があまりなかったのです。
それでも藁にも縋る気持ちで購入して試してみました…というのが約2年前。
追記:2021/12/4
今更情報ですが、完全ワイヤレス型のデジタル耳栓が販売されています。
線が無いので使い勝手はもの凄く良いと思うのですが、価格が約1万円となっていて、筆者もまだ試せていません。
いずれ購入予定なので、手に入れたらレビューしますね!
そもそもデジタル耳栓とは何なのか?
実際使ってみた感じはどうなのか?
簡単ではありますがレビューをしてみます。
そもそもデジタル耳栓とは何なのか?
簡単に言うと、「雑音に対して逆位相の音を出してノイズを打ち消す」という物です。
最近の高級ヘッドホンにも使われている「ノイズキャンセリング機能」と同じ様な物ですね。
詳しい解説はキングジムさんのMM1000の紹介ページでお願いいたします。
私が自室で使っているヘッドホンが、ノイズキャンセリング機能があるBOSEの「QuietComfort 25 」というヘッドホンでして、これがなかなかの静寂をもたらしてくれているので、検索にも「ノイズキャンセリング」と入れたのです。
実際に付けてみますと、効果は結構あります。
自宅で使ってると、大通りの車の走行音が気にならない程度に減ります。
効果が実証出来たので、会社でも使ってみよう!となりました。
職場での使用許可を取るのが…
会社で使うには上司に許可を取らないとなぁ…と思ったのですが、イヤーマフでも「危ないからダメ!」と言われたぐらいなので、許可を得るには大変だろうな…と思ったら、あっさりOKが出ました。
イヤーマフとこの耳栓の違いは何だったのだろう???
とりあえず許可は得られたから良かったです。
職場のメンバーにも「こういう物を付けるのでご承知おき下さい」と連絡。
実際に装着してみた(MM1000)
それから実際に付けた状態で作業を開始したのですが、かなり効果が高かったです。
私の職場は常に生産ラインが動いていて、マシンの稼働音がとても煩いのです。
実際作業しているのは、そこから数メーター離れた作業スペースなのですが、煩いのは変わりありません。
そこでMM1000を付けて電源ONにしてみたら…
あ!うわ!すげっ!雑音カット率がすっげえ!
と、ひとりで興奮してしまいました。
電源を入れると「スッ」と消えるのが分かります。
これで何とか作業出来るレベルに騒音カットが出来たので、仕事に集中出来るようになりました。
MM1000の弱点
この耳栓の弱点は2つあります。
ひとつは「コードがあること」
普通のイヤホンと同じでタッチノイズが気になります。
動くたびに「ガサガサ」「ゴソゴソ」とするのです。
あともうひとつは「ノイズキャンセリングが効き過ぎて、同僚の声が聞こえ辛い」
これはもうMM1000の性能が良過ぎるので仕方がないかな?と思ってます。
全く聞こえないって事は無いので、会話はちゃんと出来ます。
実は今月14日に完全ワイヤレスのデジタル耳栓が発売されるんです。
タッチノイズから解放されるから欲しいけど、まだ価格が高いからなぁ…
もうちょっと下がってきたら買おう。
追記:2021/12/4
まだ買えていません…
新品で1万円を切ったら購入予定です。
替わりにdBudのイヤープラグを買ってみた
ただ完全ワイヤレスっていうのは魅力で、試してみたいと思ったので、dBudというメーカーのイヤープラグを買ってみました。
これは電池も使わずに最高で-20デシベルの環境を作り出せるという商品になります。
見た目はただのワイヤレスイヤホンですね。
もちろん音楽は聴けません。
開封してみる
箱はちょっとオシャレ感があります。
内容物の並びとかも綺麗にしっかりと収まっている感じ。
取り出してみた。
ワイヤレスのはずなのにコードが付いてる???と思ったら、このコード取り外し可能でした。
イヤーピースは2種類。
スポンジ系とシリコン系みたいです。
スポンジ系の方が密着度は高そうですが、日常使いならシリコン製の方が汚れを気にせず使えそうなので、こちらにしました。
表面 裏面
何気に良い作りだった専用ケース。
シリコン系の素材でしたが表面はサラサラで埃が付きにくい作り。
口は留め具などは無く、左右から押すとパカッと開いて取り出せます。
この作りもなかなか良いなぁ~と思いました。
ただ中身が脱落防止な為か、しっとり系のシリコンな感じ。
若干埃が付きそうな仕上げになっています。
イヤーピースに埃が付くのもこれが原因ですね。
イヤーピースに埃が付いているのは前出の通り。ご勘弁です。
このイヤーピース背中側がマグネットになっているので、こんな感じで貼り付きます。
ケースの中で勝手に貼り付いてて気が付きました(笑)
スライダー開 スライダー閉
本体にはスライダーがあって、これを開閉させることで、遮音のレベルを変える事が出来ます。
スライダー開で平均-15db、スライダー閉で平均-30dbになるとの事。
騒音はカット出来るけど、人の話し声とかは聞こえ易いという職場ではもってこいな感じ。
装着してみる
準備は万端!あとは付けて試すだけ!
職場で試してみたのですが…装置の動作音に対してはちょっと物足りない感じでした。
MM1000の方が騒音カット率は高い感じ。
ただ線が無いというのがこの商品最大のメリットですね。
仕事をしていても、手元に気になるケーブルが無いのでとても良いです。
イヤーピースのサイズも3種類あるので、サイズが合わなくて困った!という事は少なくなるはず。
会社では思った様な効果が出なかった、こちらの商品ですが、自宅で使ってみると効果がよく分かります。
寝る時に付けると雑音が減って寝入りが良くなりました。
部屋で作業する時に付けると周囲の音が静かになるので没頭出来ます。
多分あまり大きな音はカット出来なくて、変に際立ってしまうのではないかと推測。
元々静かなところで更なる没入感を得るのには向いている商品なのではないかと思います。
おわりに
今回は、dBudのイヤープラグを購入して、性能はどうなのか検証してみました。
私はこの商品ではなく14日発売の「キングジム デジタル耳栓 MM3000」を試してみたかったなー…と言うのが本音。
この商品も使いどころさえ間違えなければ、良い性能を持っていると思う商品なので、「ちょっと静かな環境を作りたいなー」という方には向いているのではないかと思います。
コメント