一度天候不順で順延されましたが、本日作業終了しました。
どうも、僕です。
以前自宅のサイディングの破損が見付かった我が家。
その後販売会社と施工会社、職人さんとの話し合いがもたれ、現状の確認や今後の方針などを決めました。
ここから2週間ほど経ちましたが、本日無事に補修が完了したので、ご報告します。
この記事で分かる事
・自宅のサイディングに破損が発生しているが補修を悩んでいる
・実際に補修(交換)はどのように行われるか気になる
・破損が生じた原因を知りたい
・今後の対策案があるのか?
・在庫が無くなったときの予想される対処法が知りたい
このような方に参考になるかも知れません。
現状はこんな感じ
画像は解り辛いですが、亀裂は以前と変わらず広がっている様子はなかったです。
内部を見ないと原因は分かりませんが、この時点で職人さんは「胴縁が押された影響とは少し違う感じがする」と言っていました。
ではサイディングを外し内部を見てみましょう。
サイディング交換作業開始
サイディングは釘で固定されており、釘を抜きながら外していきます。
しかしここでトラブル発生。
自宅前に職人さんが車を停めて作業をしていましたが、目の前のお宅の方が急いで出掛けるようで、怒鳴りながら「どかせー!」と言って来ました。
職人さんはすぐに動かしてくれましたが、住人はヒステリックを起こして大変な事に…
現場監督と一緒に謝りましたが、更に怒りに拍車が掛かってしまって地獄でした。
昨日私は「人と関わるのが苦手」と書きましたが、こういうのが一番精神的に堪えますね…
あまりのショックで呆然としていたら、現場監督に励まされました。
現場監督がいい人で良かった。
トラブルはありましたが、作業は順調。
30分ほどで破損したサイディングは外され、内部が露わに。
今回破損した真下の手前から2番目の板が外側に膨れている感じでした。
叩くと他の部分は隙間があり軽い音なのに対して、この部分だけでは隙間が無く詰まった音がしていました。
素人の私でも違いがハッキリ分かります。
内部の間柱が外側に反っているのでしょうか?
職人さんが周りの柱との反り具合を確認すると、意外な事にせり出している寸法は約2mm程度でした。
2mm程度ならここまでのダメージが出ることは考え難く、補修前に言っていた「胴縁が押された影響とは少し違う感じがする」という推測はあながち間違ってはいなかった事になります。
破損の考えられる原因
では原因は何か?となるのですが、考えられる可能性は、
①サイディングを運搬する際、外力が加わって微細な亀裂が入った
その亀裂が太陽光で膨張/収縮を繰り返し、耐えきれなくなり大きな亀裂となった
②このサイディングは内部に気泡が入っている物で、少し強度が弱い
微細な亀裂が起こる可能性がある材と言える
(ただし強度試験等は確実にクリアしてるので、製品としての強度はちゃんとある)
この様な可能性があるとの事。
ちなみにこのサイディングの断面はこの様になっていた。
ポツポツとしているのが気泡らしい。
実際に触ってみるととても硬く、厚みも薄い部分で10mm、厚い部分で16mmあった。
硬さがあるぶん、外力に弱いのかな?とも感じたが、そうだとすると別のサイディングもジャンジャン割れると思うので、一概には言えない気もする。
職人さんの意見では、
「サイディングは釘で固定されており、外側に膨れると余裕のない部分は耐えきれなくなり、今回のように割れる可能性があるかも知れない」
という事であった。
交換作業続き
サイディングも無事に収まり、綺麗に交換/補修されました。
このサイディングは1枚のサイズが600mm×2,000mmほどあり、1階から持ち上げるのが本当に大変そうでした。
サイディングに気泡を入れているのは軽量化を目的にしているのかも?と感じました。
それでも持ち上げるのに2人でもかなり難儀されていました。
いつもはこの作業をひとりで行っているらしい。
職人さんもお疲れ様です。
ここで本来ならば作業終了となるのですが、以前下見してもらった際にコーキングの劣化が激しい部分が多く、そこもサービスで補修して頂けることになりました。
(コーキングが余っており、使わないと勿体ない!との事でした)
職人さんたちが本当にいい方ばかりで本当に助かります!
西日があたる部分が特に劣化が激しく、その部分を再コーキングして頂きました。
ただ、予想に反して内部は柔軟性が残っており、劣化が出ていたのは表面だけでした。
職人さんも「珍しい」とおっしゃってました。
今回作業して頂いた周辺のみかと思ったら、1階の数か所も同時にやっていただけるとの事。
次の現場もあるのに申し訳ない気持ちでいっぱい。
最後に「今後また何か異常があったら、今回のように早めに連絡を下さい」と言われました。
やっぱり早めの対処が大事みたいですね。
今後の対応策
今後の対応策なのですが、実は「何もない」というのが現状です。
当初の予想では「1か所の間柱が外側への湾曲(膨れ)での原因なら、周囲を合わせるようにして対応する」との事でしたが、開けてみるとそれ程酷い状態では無かったので、この作業は見送られました。
結局新しいサイディングを入れ対応とし、もし今回と同じような事があった場合は「サイディング自体を別の製品に置き換える」との薦めを受けました。
そうする事で事項の「材料が無くなったときの対応」にもなるし、「強度的にも更なる改善が見込めるのでは?」とのアドバイスでした。
在庫が無くなったときの予想される対処法
今回は何とか代わりのサイディングを見付けることが出来ましたが、今後はさらに在庫を探すのが困難になるとの事。
既に廃盤の製品故、世の中の在庫が無くなったらお終いらしい。
一応補修の為の在庫、という物が一定数あるらしいのだが、それも使い切ってしまったら終わりなので、同じように交換が必要となった場合、別の製品へ置き換える事も必要との事でした。
当然別の製品なので、見た目は違うと思われます。
それも「アクセントとしてお考えいただければ…」とは今回の現場監督の弁。
いずれは考えないといけない問題ですね。
まとめ
今回のサイディング補修/交換のまとめになります。
・割れなどの異常が見付かったら、とりあえず販売会社に連絡
・その後施工会社からの連絡がある(日程調整等もこのとき行う)
・施工業者と現地の下見をしっかりと行う
・当日の作業では車の置き場所に注意する(ご近所問題は本当に辛い)
この辺りは対応方法の話。
・サイディングの割れは間柱の反りだけが原因ではなかった。
・他の要因としては移動中の微細なヒビから広がる可能性もある
・サイディング自体の造り(今回は気泡)が割れの加速を早めた可能性もある
この辺りは今回割れてしまった原因?要因?などになります。
とりあえず言えることは、
異常が見られたらすぐに販売会社に連絡をする事
が大事だと思いました。
何となく
「面倒だから(被害が広がると余計に面倒ですよ)」
「お金が掛かるから(築浅だった場合今回のように無償の事もありますよ)」
「きっと大丈夫(意味不明な自信)」
こんな理由で先延ばしにしていても直る事は絶対に無いので、早めの行動が大事だと思います。
家って一生の財産ですから大事に維持しましょう。
おわりに
今回は「サイディングの破損続報、補修方法や今後の対応について【持ち家】」という話題で書いてみました。
果たして誰に有益な情報なのか分かりませんが、何かしらの参考になれば幸いです。
今後同じような破損が起きて交換となった場合、デザインが変わると奥さんは嫌がるだろうなぁ。
かなり拘って決めていたので、見た目や色が変わると嫌がるでしょう。
でも在庫が無いのだから仕方がない、と諦めてもらうしかないかな。
それよりもご近所問題がアレですよ。
あの瞬間は本当に怖くて、「ヒステリックってこうなんだ…」と知りました。
今後大問題に発展しないと良いのですが…
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