ミステリと言う勿れ 第1話の地球上最遅レビューになると思います。
どうも、僕です。
前回「ミステリと言う勿れ」にハマった話をしました。
今回はその際の宣言通りに、第1話の内容や感想や思った事などを書き残したいと思います。
ネタバレはしない方が良いのかと思っていましたが、
ネタバレせずに書くのは不可能と気が付いたのでネタバレしていきます。
まだ見ていない方はブラウザバック推奨。
それでは参ります。
ミステリと言う勿れ 第1話 あらすじ
大学生の久能整(菅田将暉)は、朝から自宅アパートでカレーを作っていた。
そこに、アパートの大家が大隣警察署の刑事、薮鑑造(遠藤憲一)と池本優人(尾上松也)を連れて現れる。
昨夜10時の行動を薮に問われた整は1人でカレーを作っていたと答えた。
すると、薮は付近の公園で寒河江健(藤枝喜輝)の遺体が発見されたことを整に伝え、警察署へ任意同行を求めた。
整は薮、そして青砥成昭(筒井道隆)の聴取を受ける。
公園で殺害された寒河江は整と同じ高校の出身で同じ大学に通っていた。
さらに、寒河江が殺害された時刻に整と争っているのを見た目撃者もいる。
そのため、整は容疑者となっていたのだ。
だが、薮たちの追求に整は淡々と無実を訴える。
目撃情報もはっきりと自分だと言えるのかと理屈を並べて返して行く。
夜になると、整は明日も取調べに応じるという条件で解放された。
刑事の風呂光聖子(伊藤沙莉)に預けていた携帯電話を返してもらいに行った整は、彼女がペットロスであることを知る。
また、池本が間もなく父親になるという話も整の耳に入った。
翌日、整が警察署に行くと、薮から指紋を採るよう命じられた風呂光と池本が取調室にいる。
整は風呂光のペットロスを言葉で癒し、池本にも間もなく出産を迎える妻への労りをアドバイスした。
薮はそんな整が犯人に違いないと青砥に告げる。
取調べ三日目、整は署内での立ち位置に悩む風呂光に希望を与えた。
そこに藪が来て、寒河江を殺害した果物ナイフが見つかり、整の指紋が検出されたと伝える。
以上が第1話のあらすじとなっています。
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ミステリと言う勿れ 第1話 見どころ
1日目
第1話から殺人容疑を掛けられてしまう久能整
警察からの執拗な追及にも冷静に淡々と無実を訴え続ける。
警察が
「目撃者が整と寒河江が言い争っていたと証言している」と言うと、
整は
「皆さんその目撃者の事をよく知っているのですか?」
「僕と立場が一緒の人の知らない人物、なのに目撃者が本当の事を言っていて、僕が嘘を言っていると思うのですか?」
と言い放つ。
この時点で解る。
整はとても面倒臭いヤツだ
1日目はこのやり取りで終了。
2日目
2日目の取り調べ。
整の指紋を取るために風呂光がPCを操作するがなかなか上手く行かない。
元々男社会の警察組織の中でいつまでたっても独り立ち出来ず、心が折れそうな日々を送っていた。
その後、取り調べ中に風呂光がペットの死に目に会えなかった事を嘆くが、
整は
「その猫は風呂光さんの事が大好きだったから、死ぬところを見せたくなかったのかも知れません」
「自分の祖母も周りが見守っていたのに、誰も居なくなった時に亡くなった」
「それは猫と祖母のプライドと思いやりだったのでは?」
「風呂光さんの存在意義は悪だくみをするおじさん達に混ざらない事、そのままでいてください」
と自分の体験や考えで風呂光の心情に訴えかけた。
整は実は良いヤツなのでは?
2日目の事情聴取を担当した池本の姿が前日と違う事(アイロンの掛かっていないシャツ、汚れた靴)
前日偶然立ち聞きした会話から、妊娠中の妻とのトラブルを言い当てる。
「ゴミ捨てだってしてるんだから、少しは手伝ってくれているって感謝してくれても良いのにな…」とボヤく池本。
それに対して整は
「どこからですか?」と聞く。
池本は
「家からゴミ捨て場まで」と答える。
整は
「ゴミ捨てって家中のゴミを集める所から始まるんですよ。」
池本は
「俺出来たやつを持って行くだけ…」
続けて整は
「ゴミ捨ては家中のゴミ箱からゴミを集め、排水溝を掃除して、ゴミ袋の在庫を確認して、ゴミをひとまとめにする、そこまでが面倒。しかも奥さんは妊娠中なのに」と言う。
洞察力も鋭いが、逃げ道が無いように追い詰めるあたり、
整はやっぱりとても面倒臭い奴だ
3日目
取り調べ中の池本。
呼びに来る風呂光。
風呂光に事情聴取は?と問う整。
風呂光は
「バカにしているんですか?どうせ私なんて何もできないと思っているんでしょう?」
「女だからとなめないで下さい」
と言う。
整は
「なめられないようにしないといけないのは、この署内のオジサンたちにだ」
「特に権力サイドにいる人たちって徒党を組んで悪事を働くんですよ」
「そこに女の人がひとり混ざるとオジサンたちはやり難いんですよ、悪事に加担してくれな
いから」
「風呂光さんが居る理由ってそれじゃないですか?」
「オジサンたちを見張る位置」
と言う。
整は風呂光さんの事は好意的に思っているのかな?
藪がやって来て、整の指紋が付いたナイフが近所のマンションのゴミ捨て場から出てきたことを伝える。
住人のバアさんがゴミをチェックしているという
(昨今そちらの方が問題なのでは?と思う)
整の家の近所のコンビニ袋にナイフを入れ捨ててあった、指紋も付いていた
と藪。
「僕はバカですか?」
と整
続けて
「うちにあるナイフを使って、それを拭いもせず手袋もせず寒河江を刺して」
「素手でコンビニの袋に入れて捨てたんですか?」
藪は
「そういうもんなんだよ、普通ならしない事をしちまう」
「たがが外れるんだよ。人を殺そうってときには」
ここで整が独自の考えを言う
「でも、この場合2通り考えられますよね」
「1つはぼくが僕のナイフで寒河江を殺した場合」
「もう1つは誰かが僕のナイフを盗んで、手袋でもして寒河江を殺した場合」
「この2つは結果が同じになります」
「その違いをどうやって見分けるんですか?」
とこれだけの状況に追い込まれていても、まだこの度胸がある。
整はもしかして鋼のメンタル?
この後、整の自宅の家宅捜索の令状が出る。
嫌がる整に藪は
「押し入れで大麻でも栽培しているのか?」
「ノートパソコンからヤバい履歴でも出て来るのか?」
と言う。
この何気ない言葉から整は何かを感じた…
場面は変わって整と青砥の対峙。
整は青砥が過去に冤罪、誤認逮捕をした事を思い出す。
整はたとえ話からこんな事を言う
「真実は人の数だけあるんですよ」
「でも、事実は一つ」
「警察の調べるべきはそこです」
「真実にとらわれているから、冤罪事件を起こすのではないでしょうか?」
整は警察官にも怯まない、ついでにコナン君にもケンカを売ってます
その後の家宅捜索で整のノートパソコンから借用書が出て来る
池本と風呂光が帰り道
これだけの状況が揃っていても久能が殺害をしているとは思えないとお互いが言う。
4日目
池本が奥さんとも仲直りできたお礼に、整にカレーそばを用意する
整は
「僕はカレーが好きですけど、カレーライスじゃない所にカレー味があるのが嫌なんです」
と独自理論で拒む。
せっかくの人の好意を…整そりゃないぜ
池本に風呂光を呼ぶようお願いする整
家宅捜索時に果物ナイフが自宅にあったかと確認
当然「無かった」と風呂光は言う
玄関にピッキングやこじ開けられた跡が無かったか、
大家さんが誰かを部屋に入れていないかも問う
整は
「誰かが僕に罪を着せようとしているので、抵抗します」
「力を貸してください」
と宣言
池本と風呂光が調べた結果、何も異常が無かったことが分かった。
誰かが遊びに来た時にナイフを持ち出したのでは?の問いに
「友達も恋人も居ない、誰も遊びに来た事は無いです」
と言う
絶句する池本と風呂光
「何ですか?快適に生きてますけど」
と整
整はボッチである事が判明。仲間意識を感じた。
その後の風呂光の言葉
「鍵を落とした時に合鍵を作られたとか?」
と言われ、整は1年前に鍵を落とした事を思い出す。
整は風呂光に
「僕のカギを拾ったのが誰だったか調べて下さい」
と頼む
警察署から解放された整が風呂光と出会う
鍵を拾った人物に驚く風呂光
思った通りだった様子の整
果たして鍵を拾ったのは誰?
この場で風呂光にもう一つお願いをして終了
5日目
藪、青砥と対峙する整
整は思い出した事があると言う
「寒河江が高3の春に免許を取得した事」
「親から車を買ってもらった事」
ところがその車を夏休み明け親から取り上げられたと言う
ここから整の想像の話が始まる
・その夏寒河江は事故を起こした
・表沙汰にはなっていない
・学校でも噂にならない、誰も知らない事故
・車は親の手配でこっそり処分された
そして、
「寒河江は人を轢いた」
続けて寒河江が轢いた人物は、
「藪の奥さんと子供だったんですね」
と言う。
ここから整の推理パート
最初に違和感を感じたのは
「目撃者は皆さんの良く知っている人か」の問いへの藪の驚く姿だったと言う。
これで整は
藪と目撃者が知り合いであると思った
次にナイフが見つかったマンションの事を
「(藪)ところがあそこには煩い婆さんが居てな」
「そこ」じゃなく「あそこ」と言った事に違和感
そのお婆さんの事も知っていると思った
整の部屋を捜索する際に言った、
「押し入れとノートパソコンがあるのか」と言った時に確信した
「僕の部屋に入った事があるからなんですね」
整が1年前に鍵を落とした時、その鍵を交番に届けたのは藪。
風呂光が調べたので確かな情報だった
藪が合鍵を作り、整の部屋に侵入、果物ナイフを盗み、そのナイフで寒河江を殺したと突きつける
「ご家族の復讐の為に」
笑う藪
「やっぱり笑うんですね」
「ドラマで犯人だと言われた人は無実だと怒り、犯人だと笑う」
「そんなことは無いと思っていたが本当なんですね」
「寒河江は認めましたか?ひき逃げを」
藪は虚空を眺めながらため息を付く
「否定したよ」
「寒河江は罪を認めなかった」
その時寒河江から金目当てで言ってきた事に怒り、刺し殺してしまった。
「認めて謝れば生かして捕まえるつもりだった」
「お前の鍵を拾わなかったらこんな事も考えなかった」
藪が寒河江見張っていた時、
寒河江と整が挨拶をした際に落とした鍵を
どう使うか考えなかったが型を取った
その後整の部屋に侵入
果物ナイフとコンビニ袋を盗み、
ノートパソコンに証拠を入れて、
目撃者を用意した
「後悔はしていない」
「妻と子供も喜んでくれるだろう」
「あとは頼む」と青砥に言い席を立つ藪
整が
「楽しかったですか?」
と問う
「復讐は楽しかったですか?」
怒る藪
整は続けて
「藪さんは刑事の仕事に命を懸けていた」
「家族を顧みず、家にはほとんど帰らなかった」
「恐らく息子さんの行事にも何一つ参加していなかった」
「ひき逃げに遭ったときも病院に駆け付けなかった」
と指摘
「張り込み中だった」
と言う藪に
「死に目に遭うのが怖かったんですよね」
「現実を見るのが怖かった」
その後も
「大事だった刑事の仕事も復讐の為なら捨てられるんですね」
「復讐の為なら時間も作れたんですか」
「死に目に立ち会う時間は無くても、その時間は取れたんですね」
「なぜなら仕事と復讐のベクトルは同じだから」
「あなたにとってやりがいのある事だった」
「家族が生きている時にはやりがいを見出せなかったのでしょう」
「お父さん何だか楽しそうだね」
「あんなに忙しい忙しいって言ってたのに」
「刑事の仕事は何より大事で、そのために全てを犠牲にしてきたのに」
「お父さんが忙しいって言ってたのは僕らに会いたくなかったからで」
「僕たちが死んだらもう忙しくなくなったんだね」
整につかみかかる藪
「お前に何が分かるんだ!」
「お前も寒河江と一緒だ」
「親のすねかじってボンヤリ生きているんだろう」
「妻や子を持ったことの無いお前に何が分かるんだ!」
(このときに少しだけ映った、整の身体に傷?痣?があったのは何かの伏線か?)
整は
「分かりませんよ」
「藪さんの真実は藪さんにしか、僕の真実は僕にしか分かりません」
「ただ、僕は子供を持ったことはありませんが、子供だったことはあります」
「僕は今、子供の立場で物を言っています」
そして整は言います
・寒河江が夏休み明けに車を取り上げられた事
・その車は殆ど部活の先輩が乗り回していた事
・果たしてその車は寒河江が運転していたのでしょうか?
・寒河江は本当に金を貸していたのか?
・借用書は出たのか?→メモ、イニシャルと金額のみだった
→貸していたのではなく、脅し取られていたのでは?
・部活の先輩に金をせびり取られ、車を乗り回されていた…のかも知れない
・チャラチャラしていたのはアイツなりのプライドだった…のかも知れない
・今となっては分からない事
風呂光が慌ててやって来て、
寒河江の部活の先輩を当たったら、ひき逃げをした人物が自首してきたと報告
整は
「いつもならあなたもここまで調べていたのでしょう?」
「たがが外れていた、という事でしょうか?」
藪は、
遅くに生まれた子供で、参観日にこんな爺さんが来たら恥ずかしいと思って行けなかった
整は
「そういう事も話さないと伝わらないんですよ」と言う
立ち上がる藪に整が
「藪さんさそり座ですか?」
「11月生まれですね、ネクタイピンがトパーズだ」
「ネクタイの色も毎日えんじで、さそり座の色ですね」
「奥さんのプレゼントですか?」
「服の下に腹巻もしてる、足首にもウォーマーをしてる、新しい物じゃない」
「奥さんが用意してくれていたんでしょう?」
「奥さんはあなたの無事を祈り、身体を心配していた」
「あなたはそれをしてあげた事がありましたか?」
すすり泣く藪
「奥さんの好きな花を仏壇やお墓に飾ってあげてますか?」
「お子さんが好きな食べ物を供えてあげていますか?」
「そもそも何が好きか知っていますか?」
「復讐じゃなく、そういうところに時間を使いましたか?」
「まずそれをしてみてはどうですか」
「今でも見つかるはずです」
「家の中に、写真の中に、お二人の好きな物」
「トパーズの語源は”探し始める”という意味があるそうです」
去り際に整は風呂光にお礼を述べ
「僕はもし何か罪を犯したら、あなたに捕まえてもらいます」
と言う。
これは以前、風呂光が退職届を書こうとしていたPCを見た事からの発言と思える。
警察官を辞めないで頑張ってほしい、という整から風呂光へのエールだったんじゃないかと思いました。
やっぱり整は風呂光の事が…?
この発言のあとの king gnuのカメレオン が入ってきたのが個人的にワッとなった。
危うく泣きそうだった。
以上で第1話が終了となります。
おわりに
今回は「ミステリと言う勿れ 第1話 内容/ネタバレ/感想を書く【月9】」という話題で書いてみました。
恐らくここまで読んでくれた奇特な方は居ないとは思いますが、もし読んでくれていたのでしたら
本当にありがとうございます!
完全に自己満足の事なので、第2話も書くかどうかは未定です。
何せこの記事、日にちを跨いで7~8時間掛かっていますので…
第1話何度見直したか…
ちなみにこの第1話はFODで無料配信されているので、気になった方は見てみて下さい!
FOD ミステリと言う勿れ 第1話
この後第2話のイントロが始まりました。
次は連続殺人事件?
今度は犯人ではなく事件に巻き込まれる…?
とりあえず冒頭で作っていた、牛バラブロックのカレーが美味しそうだったという事をお伝えします。
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