凄く久々で針の使い方すら忘れていました…
どうも、僕です。
実はレザークラフトでは長い糸の両端に針を付けて縫います(下らない豆知識)
まぁそんな事は置いておいて、本日用事がありまして会社を休みました。
無事に用事も済み、時間があったので、以前から思っていた事を実行しました。
まぁタイトルでお分かりだと思いますが、パスケースを新調しました。
普通に100均で買った方が安いし、綺麗に出来ているし、無難だと思います。
私も所持していますが「本当に110円で良いの?」ってレベルの品が売られいます。
単純に自作するのは、自己満足の問題ですね。
あと作業に没頭してる時間が好き。
ヘタクソで手際が悪くても、地道にやっていれば形になって、それを使っていると満足出来ます。
今回は途中でミスを何度かしましたが、作業時間は2~3時間掛ったかなー?
とりあえずどんな感じで作業していたか記録に残しておきます。
現在のパスケース
今まで使っていたパスケースも自作品です。
手元にあったレザークラフト教本の型紙から起こした物になります。
結構長いこと使っていた気がする。
2~3年かな?特に不満は…ありますね…厚みを見て頂ければと思います。
画像がひっくり返って見辛いですが、厚みが10㎜以上あります。
ポケットの中での存在感はなかなかです。
今回はこの辺りを改善したいと思っています。
作業開始
型紙捜索…
まず初めにしたのは型紙の捜索(笑)
私ぐらいのレベルだと、型紙が無いと形になりません。
何とか無事に発掘完了。
今回の型紙以外にも、会社で使っているペンケースの型紙も出てきました。
いつか良い材が出たら作ってみようかな?
材料切り出し
型紙に沿って、革から切り出しを行わないといけません。
普通(?)型紙をなぞるペンは「銀ペン」というちょっと変わったペンを使用します。
語源は革の表面が「銀面」と呼ばれる事からそれに使用するペンで「銀ペン」とか聞きますね。
銀面に型紙を置いてなぞると薄っすら銀色?グレー?の跡が残ります。
ところでこの時の作業風景を撮った画像はどこに消えたのでしょうか…?
おかしいな…まぁなぞっているだけだからいっか。
ちなみに今回使用した革は安売りで購入した「コードバン」という馬のお尻部分の革になります。
買ったは良いけど、革自体が硬いし、見た目は明る過ぎたしで、何となく肥やしになっていました。
でも今回は敢えてこの革を使いました。
何か使わないと申し訳ないなと思ったので…
では作業に戻ります。
銀ペンでなぞって、切り出しに使うのは「別たち」という刃物です。
私はオルファの別たちを使っています。
切れ味も申し分なく、替え刃も安いし重宝しています。
切り出した革はこんな感じ。
辛うじて型紙の画像が残ってた。やっほい!
型紙と枚数が合いませんが、今回はポケットを1枚減らしたので、これで合っています。
革漉きしてみる
「革漉き」と書いて「かわすき」と読みます。
革製品を横から見て頂くと解り易いのですが、重なっている部分があると思うのです。
これってただ革を重ねているだけではなく、革漉きを行っている場合が多いと思います。
革漉き作業を行うのは銀面とは逆の「床面(とこめん)」の部分を削り、重なる部分の厚みを抑える手法になります。
実は私はこの作業が大の苦手。
先ほどのパスケースが分厚いのも、この作業がどうしても出来なくて、泣く泣くそのまま重ねて使ったからです。
でも今回の作業では意外と順調に出来ました。
革がやり易かったのかな?と思っております。
元が薄い素材だったのに、更に薄くなり、仕上がりが良くなったかな?と思ってます。
なんやかんやあって、縫います
なんやかんやの部分ですが、パスケースの中身を見せる為の透明なシート?を接着剤で固定したり、全体のパーツも、同じく接着剤で仮固定したりって感じです。
それらを付け終わったら、革を縫う部分を判る様に線を引きます。
専用道具もありますが、面倒だったので、目打ちと定規で適当にやっちゃいました。
この後が少し面倒で、レザークラフトでは針を通す穴を事前に開けないといけません。
開ける道具が「菱目打ち」という1~4股に分かれたノミの様な物で開けます。
菱目打ちはハンマーでガンガン打ち付けて革に穴を開けるので、ご近所に迷惑かと思い、私は手で握って菱目打ちが出来る道具を持っています。
これがあると作業性がメチャ上がります。
こういう物です。
「菱目パンチ」とかの名称でヒットしました。
コイツで菱目を開けてから縫います。
本当ですと「レーシングポニー」という主に木製の固定台で品物を固定して、縫う作業を行うのですが、我が家にはそんな物無いので、ずーっとこのバイスで作業しています。
特に問題は無いので、レーシングポニーを用意する予定は今後も無いです。
あとはひたすら…
地味に縫うだけ…
いつも通り縫い終わりに切った糸をライターで焼こうと思ったら…
革に引火しました…
こんな事初めてで結構動揺しました。
ちなみに慎重に行った逆側でも同じ様になりました。
マジ泣ける。
完成&比較してみる
色々とありましたが完成したので、今までの物と比較してみる事にします。
内側はこんな感じ。
焦げが目立ちますが、薄さと軽量感がとても良いです。
外側はこんな感じ。
型紙が同じなので形状はそっくりですね。
でも旧作はやっぱり革が分厚い印象。
今回はの逆にペラッペラで頼りない感じ…中間の革が欲しいですね。
おわりに
今回は久々のレザークラフトでパスケースを作ってみました。
多分こんな真面目に革に触れたのは2~3年振りだと思います。
つまりは旧パスケースを作って以来か…?
作りたい物があまり浮かばないから、次はいつになるだろうなぁ…
革漉きがちゃんと身についているかだけでも週末にやってみようかな。
皆様は何かモノづくりしていますか?
たまにやってみると面白いですよ~!
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