1年前に書いた記事ですが、こちらに移って来てから陽の目を見ていない様なので、再掲します。
以前コメントで「もっと簡単に出来ますよ」という感じの事を教えて頂いたのですが、当方プログラミングはサッパリなので、よく分かりません!
本当にごめんなさい!
あと、私がこの作業を行ったのは1つ前の世代のFire TV Steck だったので、現在販売している物でも出来るかは未確認となります。
「やってみたけど出来なかった!」となりましても、私からはどうしようもありません…ごめんなさい。
旧モデルでしたら、この手順で作業してもらえれば、多分目的は果たせると思います。
ちなみにPrime Videoはちゃんと視聴出来ます。ご安心下さい。
他の機能は分かりません…使った事が無いので…では続きをどうぞ。
視聴中の広告はリズムが悪くなるんじゃ…
どうも、僕です。
リビングにFire TV Stickを導入して久しいです…もう2年前か~
熱対策したりもしています。
ダラっと何かを流す、奥さんが大好きな大食いyoutuberさんの動画を流す、と言うのが主な利用方法です。
一時期公式のyoutubeアプリが使用出来なくなる事もありましたが、今年になって復活したんですね。
ただ見ていると広告が邪魔だな~と思う事が多々あります。
シークバーの赤丸が広告が入る部分。
結構多いんですよね、アップロード者が設定するのかなぁ?
PCだと広告ブロッカー系のプラグインが多いですが、fire tvだとどうなんでしょう?
- fire tvに使える広告ブロッカーアプリは無い?
- でも広告はブロックしたい…
- 作業手順
fire tvに使える広告ブロッカーアプリは無い?
あくまで私調べなのですが、fire tvのアプリ一覧から広告ブロッカーアプリは見当たりませんでした。
あっても良さそうですが、AmazonとGoogleの争いの元になるから無いのかな?
でも広告はブロックしたい…
このままだと視聴中に広告が入って、5秒後に決定ボタンを押すか、15秒の広告を無理矢理見せられるか、という無駄が発生します。
(そもそもこんな所に広告打ってもマイナスイメージしか付かなそうですがね)
結構なストレスになるのでやはりブロックしたいです。
調べてみたら先駆者の方が居ました。
我が家の環境でも導入可能と判断出来たので、作業してみました。
作業手順
必要な物
・adbが使える環境
adbは一見敷居が高そうに感じますが、導入自体は意外と簡単です。
後程、簡単にですが手順を書きます。
Smart YouTube TVとは何か?
海外の有志によるオープンソースで開発されていて、TVなどでリモコンを使用した操作を想定したアプリという事です
特徴としては…
・見た目はyoutubeアプリとほぼ同じ
・Googleアカウントのログインが可能
・広告が表示されない
・(後述の選択により)4Kにも対応
・表示言語は日本語対応
・キャスト機能使用可能
という、視聴者側にとってはメリットが多いアプリです。
導入方法
Smart YouTube TVのダウンロード
公式サイトからアプリのダウンロードが必要となります。
「Downloads」下の「Stable release」をクリックしダウンロードします。
「.apk」という見慣れない拡張子のファイルがダウンロードされると思います。
保存したファイルを後程使うので、覚えやすい所に保存して下さい。
インストール手順
インストールにはadbが使える様にしないといけません。
まずはfire TV側の設定から行います。
fire TVの設定
トップページの設定をクリック
「My fire TV」内の「バージョン情報」で決定ボタンを押します、そうすると情報画面に移りますので、「ネットワーク」にカーソルを合わせます。
ここで「IPアドレス」の数字をメモしておいてください。
確認が終わったら「戻るボタン」を1回押し前画面に戻ります。
次にひとつ下の「開発者オプション」で決定ボタンを押し、
上記画面になったら「ADBデバック」を「オン」にします。
これでfire TV側の設定は終わりです。
PC側の設定(adb使用設定)
PC側は少し手順が多くなりますが、順番に行えば出来ると思います。
今回は「SDK Platform-Tools」を使用します。
SDK Platform-Toolsのダウンロード
上記リンクを開くと下の画面に移ります。
今回はWindowsで行うので、一番上のWindows版をダウンロードして下さい。
クリックすると上記画面が出ます。
内容確認をし、チェックを入れて、ダウンロードして下さい。
ファイル展開→Cドライブ移動
ダウンロードすると圧縮ファイルになっているので、展開してCドライブ直下に移します。
スタートボタンからシステムを開く
次に画面隅にあるスタートボタンを右クリックし「システム」を選びます。(画面キャプチャの方法が分からず画像ありません…)
システム情報
システムを開くとこの画面が出るので「システム情報」をクリック
システム詳細設定を開く
次に「システムの詳細設定」をクリック
システムのプロパティ→環境変数の選択
プロパティが開いたら「環境変数」をクリック
環境変数を開き→path→編集
環境変数の画面になったら、「path」を選び「編集」をクリック
環境変数の新規追加
画面が変わったら「新規」をクリック
ディレクトリパスのコピー
Cドライブに移動した「platform-tools」のディレクトリ(アドレス)を右クリックし「アドレスのコピー」を選ぶ
環境変数に新規追加
先ほど開いていた「環境変数」の空欄にディレクトリ追加を貼り付け、OKを押す
以上で設定は終了です。
次はちゃんと機能するか確認します。
動作確認
追加した物が機能するか「コマンドプロンプト」を使用して確認します。
コマンドプロンプトの開き方
スタートボタンを右クリックし「検索」をクリック
検索ウィンドウが開くので以下のコマンドを入力して下さい
cmd
そうするとコマンドプロンプトが選択肢に出るのでクリック
これでコマンドプロントが開きます
adbコマンド入力→動作確認
コマンドプロンプトが開いたら以下のコマンドを入力して下さい
adb
こんな感じです
これでEnterキーを押すと正しく設定されていれば、以下の様な画面が表示されます
とても長い文章が出ます。
ダメな場合は1~2行の文章です。
環境変数の設定が間違えている事が多いと思うので(体験談)、確認してチャレンジしてみて下さい。
Smart YouTube TVのインストール
ココまで来ればほぼ作業は終わった様なモンです。
頑張りましょう!
fire TVとPCの接続
続けてコマンドプロンプトを使います。
先ほど動作確認が終わったままの状態で、以下のコマンドを入力して下さい。
adb connect (fire TVのIPアドレス)
「adb connect」と「IPアドレス」の間に半角スペースが入ります。
間違えないよう気を付けて下さい(体験談)
正しく接続されると「connected to (IPアドレス):5555」となります
ダメな場合は「接続できませんでした」という感じの日本語メッセージが表示されます(連発させ焦った体験者)
fire TVへのインストール
次に「fire TV」に「Smart YouTube TV」インストールします。
コマンドプロンプトに以下のコマンドを入力して下さい。
adb install (Smart Youtube TV の apkファイル名)
※前と同様に「adb install」の後に半角スペースが入ります。
間違え易いので、「adb install 」をコピペしたら、「smartyoutubetv_latest.apk」という名前のファイルをドラッグ&ドロップすると入力が省略出来ます。
enterキーを押すとインストールが開始されます。
数分掛かります。
終わると以下の様な文章が出ます。
success!良い響き!
これでインストールは終了です。
最後に以下のコマンドを入力し、fire TV↔PC間の接続を切断します
adb disconnect
こんな画面が出れば接続は切れています。
次は実際にTVでfire TVを使った作業に移ります。
TVでのSmart Youtube TV確認
ここから先はfire TVとGoogleアカウントを連携させている方なら簡単だと思います。
忘れないうちに「設定→My fire TV→開発者オプション→ADBデバッグ」で、ADBデバッグを「オフ」に変えておきましょう。
Smart Youtube TVの確認
fire TVの「ホーム」から下にカーソルを動かし、「マイアプリ&ゲーム」という項目があるので、一番右まで動かすと「Smart Youtube TV」があります。
選択すると「Smart Youtube TV」が起動します。
初めはこんな画面になりました。
画面設定ですね。
4Kの方は「PRO」、それ以外の方は「LITE」を選択して下さい。
ログイン作業
次にこんな画面が出ます。
Googleアカウントと紐付けしてyoutubeにログイン出来ます。
必要のない方は「ログインしないで…」を、
アカウントを持っていて連携させたいならば「ログイン」を選びます。
するとこんな画面が出ます。
ログイン用のアドレスと入力コードが表示されます。
PCやスマホで、上記リンクをクリックすると、この画面が出ます。
ココに先ほど表示されていたコードを入力。
Googleアカウント一覧が出るので、連携させたいアカウントを選択。
確認されるので「許可」をクリック。
接続完了です!
fire TVを確認すると、ちゃんとログイン出来ていて、登録チャンネルや履歴等が閲覧・管理出来ます。
これにて全作業終了です。
お疲れ様でした!
終わりに
元々は「広告を非表示にしたい」というだけだったのに、随分と大掛かりな作業になってしまいました…
私は元々adbコマンドが使える様に設定済みだったので、割とサクサク30分ぐらいで終わりましたが、未設定の方はもう少し掛かるのかな?と思います。
ちなみにyoutube公式で「youtube premium」という、広告なしの有料コンテンツもあるみたいですよ!
月/1180円ですって…(ヽ’ω`)
余程のメリットが無いと、使う人は居ないと思うなぁ…
ちなみにもう出番が無いと思われがちな「adbコマンド」ですが、
スマホのストレージ不足を解消する為の対応手段として使えますよ(自己責任でお願いします…)
SDカード内部ストレージ化
去年買い増ししたのに今年になってもう新型が出ているとは…!
微妙に性能アップしているところがまた憎い(笑)
現在のStickで4K対応なのはこの商品。
でもTVが4Kに対応していないご家庭の方が多いんじゃないかな…(我が家も含む)
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